2022年12月15日木曜日

【引退ブログ】No.5 古澤和也




 お世話になっております。

政治経済学部政治学科4年の古澤和也です。


まずはこの4年間を支えてくださった監督、コーチ陣、OBOG、保護者、大学関係者の皆様に感謝申し上げます。結果という形で恩返し出来ずに引退してしまったことは大変心苦しいですが、これからは1人のOBとして後輩が「全日本総合優勝」を達成できるよう支援していきたいと思います。


遂に自分が引退ブログを書くことになり、月日の早さを実感しております。読み辛くて申し訳ないですが、最後まで読んでいただけると幸いです。


コロナウイルスの感染拡大により、学生生活の半分はオンライン授業となった私にとって合宿所がキャンパス、練習が授業のような4年間であったと感じております。引退して1ヶ月以上経ちますが、爆風だと何となく気分があがりませんし、体感南風3m/sの時は何となく調子が良いような気がします。



この1年間「後悔の残らないように引退すること」が個人的な目標でした。しかし、結果的に秋インで敗北し目標を達成することは出来ませんでした。正直、秋インは突破して当たり前だと思っていました。強風に関してある程度割り切ってしまっていた点もありましたが、自分は秋インカレよりも琵琶湖全日本インカレに照準を合わせていました。蒲郡で負けた時は純粋な悔しさが残りましたが、今回の敗北は頭が真っ白になり、終わったというより終わってしまったと強く感じました。応援していただいた先輩方、後輩に全日本という景色を見せることのできなかったこと、申し訳ないです。しかし、これまでは4年が中心であったスナイプチームはガラッと代わります。新チームには伸び代しかないです。後輩にはこの敗北をバネに全日本で躍動することを期待しています。応援しています。


後悔は残ってしまいましたが、この4年間を振り返ってみると、全日本インカレやオリンピック運営から日々の合宿所生活に至るまでヨット部でしか得られないことばかりで、毎日が新鮮で貴重な体験の日々でした。そんな日々の中で冨永、莉子先輩、そして新と3年間毎年違うスキッパーと日々セーリングしたことが私のヨット部生活の核だったと感じております。江ノ島スナイプでカム台が壊れて最終レースのクローズをブラジリアンスタイル(笑)で帆走したこと。全日本前の合練でトップフィニッシュして、本番で目つけられて抑えられるやんとか言ったこと。一般生ペアでもシングルは連発できる(微風に限る)と自信を深めた最後の六大学戦。 1日7〜8時間を2人で過ごすのでそれはそうなのですが、時間以上に濃い日々でヨットと聞いて思い出すのは良くも悪くも?そんな日々です。何も出来なかった2年生の時からレギュラー艇に乗って辛いこと、迷惑をかけたことも多々ありましたが、それ以上に結果を出した時はとても嬉しく、4年間のモチベーションでした。こんな自分と乗ってくれて、愛してくれて、ありがとうございました。  




最後になりますが、優しく親身になって相談に乗っていただいた先輩方、真っ直ぐ自分たちに付いてきてくれた後輩、帆走不可能な微風もマストが折れそうな爆風でも2年間乗った31578(タケウチ)、そして学生最後の4年間を共に過ごし、「全日本総合優勝」に向け戦った同期には感謝しかありません。ヨット部で良かった。幸せな4年間でした。