2019年11月14日木曜日

4年生引退ブログ③

平素よりお世話になっております。
商学部商学科4年の瀬ノ尾陸です。

先日葉山での積み下ろしを終え、明治大学体育会ヨット部を引退する運びとなりました。全日本インカレを終え、ご挨拶申し上げます。

まず、第84回全日本学生ヨット選手権大会の結果と致しましては、470級6位、スナイプ級9位、総合6位入賞と我々が2年前に設定した、全日本インカレ総合入賞という目標を達成することができました。この結果には大変満足しておりますし、明治としては13年ぶりの全日本インカレ総合入賞ということで、偉大な先輩方と肩を並べる代の一員となれたこと大変嬉しく思います。

私の好きな言葉に「微差は大差」という言葉があります。後輩の皆さんには来年以降、細かい所にもこだわりをもって部活動に励み、私たちの成し得なかった全日本総合優勝に向かって前進していくことを期待しております。

4年間の部活動を振り返ると、「楽しかった。」その一言に尽きると思います。
本格的にヨットに乗り始めて間もない1年生の3月の五大六大学戦で、3年生の先輩からの厳しいご指導を受けながら北風の強風の中、2日で8レースを戦い抜いた経験も、2年生の冬頃少しだけスナイプスキッパーをさせて頂いた際に短期間で2回も船に穴を開けてしまい絶望したあの日も、3年生の秋の五大六大学戦で同期の長冨と乗り3位(実質1位)を取ったことも、そのどれもが自分を成長させてくれたかけがえのない経験です。やっていた当時は辛く苦しい思いを何度もしましたが、今となっては楽しかった思い出として胸に刻まれております。

私は、様々な困難を乗り越え、4年間続けることで初めて見える景色や得られる何かがあると信じておりますし、実際この4年間で得られたものは他のどれにも代え難い価値があると強く思います。そのため、特に一年生のみなさんにとってはこれから初めて迎える冬の季節の練習で、辛く感じることもあると思いますが、何とか耐え抜いてもらいたいです。

自分自身、ヨットの技術面に関しては最後まで満足することができませんでしたが、それも4年間という限られた期間で完結する大学スポーツの醍醐味であると思いますので、今後は競技に一区切りつけ、1人のOBとして何らかの形でヨット部に貢献していければと思います。今後とも宜しくお願い申し上げます。

最後になりましたが、部長先生、監督、コーチ陣の皆様、OBOGの方々、保護者の方々には、温かいご支援・ご声援を賜りまして、心より感謝申し上げます。素晴らしい環境の中、何不自由なく競技に集中することができました。
明治大学体育会ヨット部で活動できたことを誇りに思います。
4年間ありがとうございました。

瀬ノ尾陸