今年度スナイプクルーとして活動させていただきました、農学部農芸化学科4年の吉田光貴です。
まず初めに、これまでに支えてくださった監督やコーチ陣、OB・OGの皆様、大学の関係者の皆様、保護者の方々など、明治大学体育会ヨット部の活動を支援してくださった全ての方々に厚く御礼申し上げます。
さて、江ノ島での全日本インカレから早くも1ヶ月が経とうとしていますが、いまだに土日になると部活のことを必ず思い出し、家にいるにもかかわらずソワソワしてしまうような日々を過ごしております。
今、私が取り組んできたヨット部の4年間を振り返ると、「後悔はない」という一言に尽きます。私自身ヨットに真摯に向き合い、やり切ることができたと感じているのが正直な感想です。
ヨット部で得られた経験や、優しく導いてくださった先輩方、愉快で暖かい同期、頼もしい後輩たちと出会えた人とのご縁、その全てが自分には勿体無いほど素敵なものであったと感じております。そんな仲間たちと、切磋琢磨しあい、またチームとして支え合えた4年間はとても刺激的で楽しかったです。
ここからは私自身の4年間での経験を振り返ってみたいと思います。
私は、4年前愛知県から上京してきました。コロナ禍で活動している部活やサークルがとても少なかったため、入学式や新歓などではあまり活気がなかったように感じました。そんな中、ヨット部の試乗会に参加させてもらい、とても暖かい部活の雰囲気と、全員が同じ目標を目指して活動しているところがとても格好良く見え、自分もそうなりたいなと思い入部を決意しました。
1年生の頃は、自分自身が人見知りであったため、同期ともそんなに話すことができなかったです。また、ヨットの動作がなかなか上達せず、ミスを恐れてヨットに乗るのが少し怖いと感じることがありました。そんな中、上級生の方が陸で相談に乗ってくださったり、親身になって話しかけてくださったりして頂きました。そういった上級生の方々のサポートもあり、日々の練習、ひいては部活動に少し前向きに取り組むことができました。当時、支えてくださった先輩方には今でも大変感謝しております。
2年生から、自分にも後輩ができました。初めは、こんな自分が先輩でもいいのだろうかと心配に思い、自分には何ができるのかを考えたこともありました。しかし、そんな気持ちとは裏腹に、どの後輩も自分と仲良くしてくれて、自分自身が励まされることが本当に多かったです。少しでも格好いい先輩になりたいと思い、練習にも本格的に身が入るようになりました。
3、4年では、桑野と2年間ペアが変わることなく、ヨットに取り組みました。練習やレースでも二人で励まし合いながら、頑張ることができました。レースでも練習でも高い志を持って取り組み、ずっと同じペアであったため喜びも悔しさもひとしおでした。数えきれないほど行ったマーク回航やタック、ジャイブをもう行うことがないと思うと、やっぱり少し悲しいものがあります。
最後の大会では、チーム明治スナイプとして、一丸となって取り組むことができました。それぞれがベストを尽くしてレースに臨み、結果としてスナイプは11位という目標に届かない結果となりました。その結果に悔しさはありますが、3年の岡元・大野ペアは3位という好順位を取ることができ、次の世代に繋げることができるポジティブな結果も得られることができました。入部から見てきた二人が、全国の舞台で素晴らしい結果をとれたことが自分のことのように嬉しく、4年が引退しても大丈夫だと結果で示してくれました。
書ききれないほどの思い出をヨット部の活動の中で得ることができました。その思い出の全てには、同期や後輩、先輩方、ペアなど、素敵な仲間たちに彩られています。やはり、ここまで書いていても、恵まれた人たちとのご縁には感謝しかありません。
最後にはなりますが、今までご指導いただきました波田OB会長、吉田監督、このヨット部での活動に関わってきた全ての人たちに感謝を申し上げます。この貴重な体験を通じて本当に充実した大学生活を送ることができました。これからはヨット部での経験を糧にして、明治大学体育会ヨット部の看板に恥じないような社会人になっていきます。
PS 後輩のみんなへ、いつも陰ながら応援しています。これからも元気に頑張ってください。