2024年12月8日日曜日

引退ブログ【幹部】豊満陸

平素よりお世話になっております。

政治経済学部政治学科4年の豊満陸です。

はじめに、監督、コーチの皆様、OB・OGの先輩方、4年間多大なるご指導、ご鞭撻をいただきありがとうございました。

小松原さん、保護者の皆様、父母会・公友会の皆様、試合やファミリーデーでたくさんのご声援をいただきありがとうございました。試合の前にご挨拶に伺うと、いつも楽しい話や激励をしてくださり、とても嬉しく、緊張と不安に負けそうな日も勇気が出ました。一緒に歌った紫紺の歌や描いていただいた絵は一生の宝物です。

そして、4年間私の選択を疑わず、試合の際には岐阜から応援に来てくれた母と、いつも心の中で共に戦ってくれた父。会う度に「まだ部活してんの?」と疑い続け、笑い飛ばしてくれた妹、かわいい愛犬達には感謝しかありません。お陰様で、挫折しか味わったことのなかった学生生活の部活動の思い出を少しだけ彩を持って締めくくることが出来ました。本当にありがとう。

引退から早くも一ヶ月が経とうとしています。3年間あれほど嫌だった冬の到来を感じる日々を、今年は全日本への熱い思いが冷めて行くことに寂しさを感じながら過ごしています。

全日本インカレは、総合9位(470級12位、スナイプ級11位)という結果に終わりました。改めて、多大なるお力添えをいただいたにもかかわらず、結果で恩返しすることが出来ず大変申し訳ございません。

全日本インカレの4日間は、4年間思い描き続けてていた以上にあっという間に過ぎ、それ以前の辛く苦しい日々が霞んでしまうくらい圧倒的でした。

何も知らずに入部した1年生の時には、部活以外の選択肢を捨てきれない私に、4年生の先輩方が面談時に親身になって、様々なアドバイスをしてくださいました。今でもあの時いただいた一つ一つのお言葉が宝物で、その言葉を胸に先輩方の後姿を4年間追いかけてきました。

2年生は同期との差を感じる苦しい日々でしたが、成田先輩と石塚先輩にクルーとして育てていただきスタートしました。当時の4年生のユーモアと熱い思いを秘めて取り組まれている姿に憧れ、いつかこんな優しくて熱い先輩になりたいなと夢見ていました。


ペアで船に乗る機会も与えていただき、「同期が3人増える」という僕たちの代の一転機となりました。今では勝手に東京でできた弟のように思っている新4年生とも出会えて、ヨット部で4年間を過ごすのもいいなと感じ、卒部まで至ることが出来ました。新4年生の5人、本当にありがとう。

3年生の1年間は、新歓責任者から始まりました。新3年生との素晴らしい出会いに恵まれ、今年の一年間は彼らから沢山の刺激を受け過ごしました。下を向いてしまいそうな時には、いつもみんなの姿を見て、自分も頑張らないとと鼓舞されていました。


「一丸」を体現した様なチームは、4年生の先輩方によって目標達成の為に、下級生の力を引き出そうと考え抜かれた様々な工夫と努力の上に成り立っていました。私自分もその偉大さに甘え、たくさんのご迷惑をおかけしました。競技面においては、日本トップクラスの方々と並走する機会をいただき、自分自身との圧倒的な差に直面しました。成長の必要性とそれを上手く実現できない葛藤に苛まれた1年でした。

そして4年生の一年間、競技に悔い有り、組織に悔い有り、学連に悔い有り、エールに悔い有り、といった具合です。目標達成への悔いを数え始めると、その量に自分自身を疑い、4年間を見失いそうになってしまいます。しかし、数えていく過程で思い出し、笑ってしまいそうになる一つ一つの思い出が、後悔すらも見えないくらいに煌々と輝いています。


そんな思い出を作ってくれた同期には、感謝しかありません。


本当に4年間お世話になりました。ありがとう。

僭越ながら後輩のみんなへ。最後のミーティングで伝えたかったことですが、

「どんな理由であれ、入部するときに感じた些細な運命を4年間、信じ抜いてみてほしい」

ということでした。続けることは難しいですが頑張ってください。心から応援しています。

少しだけ自分に自信がついた4年間でした。

ここからの人生、ヨット部での思い出を大切に歩んで行きます。

4年間、ありがとうございました。