お世話になっております。
2024年度主将を務めさせていただきました、470クルーの後藤玲音です。
既にお伝えしてある通り、先日行われた全日本インカレでは470級12位、スナイプ級11位、総合9位となりました。目標としていた総合入賞からは遠い結果となってしまいました。サポートして頂いた皆様に、結果で恩返しすることが出来ず、申し訳ない気持ちです。
今年は、「共超」のスローガンのもと、下級生を含めた全部員が主体性を持てるようなチーム作りを行いました。具体的には、4年生と下級生での面談を実施したり、日頃の練習メニュー決めや部の方針決めから下級生の意見を聞いたことで、下級生でも部活に対して自分の考え持ち自由に発言し、個々が成長できるような環境を作れたのではないかと感じています。常にモチベーション高く、自主的に動いてくれた後輩たちのおかげで、理想としていたチーム像に近づけたと思います。
しかし4年生の責任として、練習時間の確保や部の規律に関しては課題が残ったように感じます。後輩たちにはしっかりと引継ぎを行い、引退の時に後悔が全くないようなヨット部生活を送ってほしいと思います。
ヨット競技は身体的にも精神的にもつらいこともある上、合宿所でも部員と意見が食い違って衝突したり、様々な大変なことがあると思います。しかし、一つの目標に向かってみんなで努力し、切磋琢磨していく生活自体がかけがえのないものだと思います。また部活を運営していく上では、部員一人一人の考えが違うことを知ったうえで、突き放すのではなくしっかりと話し合うことが何より大事だと思います。
年次が上がっていくごとに、部活の全体像が見えてくるようになります。責任も背負うことになりますが、できることの幅も広がり、やりがいも増えて時間経過があっという間に感じると思います。先述した通り後悔の残らないように、「見えるものを見落とすな」、まずは目の前の1日、1つ1つの練習に全力で臨んでほしいです。
私自身に関しては、4年間を通してかけがえのない経験をたくさんさせていただきました。2年生からレースに出させていただき、主将も務めさせていただきました。ヨット部での生活を通じて、莫大な経験値を積み、人として少し成長できたような気がします。
何事においてもつたない部分しかなかったかと思いますが、監督コーチ陣や支えてくれた家族、ペアのスキッパー、ついてきてくれた後輩、そして支えてくれた同期のおかげで、4年間頑張り続けることができました。心の底から感謝しています。
この4年間はとても色濃く記憶に残り、自分の人生の糧になると思います。ヨット部に入ってよかったです。
本当にありがとうございました。
2024年度主将 後藤玲音