2024年12月6日金曜日

引退ブログ【主務】長谷川聖斗

平素よりお世話になっております。

2024年度主務、そしてスナイプクルーを務めさせていただきました、文学部史学地理学科4年の長谷川聖斗です。

まず初めに、吉田監督、コーチ陣の皆様、駿台セーリングクラブのOB・OGの皆様、保護者の皆様をはじめとする全ての関係者の皆様には多大なるご支援、ご声援をいただきまして誠にありがとうございました。私たちは全日本総合入賞を目標に掲げて1年間活動して参りました。11月に江ノ島で行われた全日本学生ヨット選手権大会では、470級12位、スナイプ級11位、総合9位と目標には遠く及びませんでした。応援していただいた方々には申し訳ない気持ちで一杯です。

私たちが達成できなかったこの目標を、来年こそは必ず後輩たちが達成もしくは超えてくれると思います。今後とも明治大学体育会ヨット部へのご指導、ご声援のほどよろしくお願い致します。

さて、私自身のお話にはなりますが、少々お付き合いください。

私は2年入部でしたので、実質2年7ヶ月ヨット部に在籍し活動しました。本当に短い期間ではありましたが、充実した部活動だったなと引退して感じています。そろそろヨットに乗ってもいいかなと思う瞬間もあったりなかったり…。

突然ですが、振り返るといろんなことがありました。

入部した当初は、マネージャーをやろうと思っていましたが、当時の4年生の勧めもあり、気づいたら入部から2週間後にはスナイプクルーになっていたこと。

初めての夏合宿で、先輩に下級生クルーの中でまさとが1番下手だと言われ、2年入部である私はものすごく危機感を覚えたこと。

2年の3月から1ヶ月ほど、4人ペアという普通ならありえないペアで組んでいたこと。

入部して1年間でクルーとしては未熟ながらも、スポーツ推薦の小山と乗ることになり、最後の最後まで喧嘩したり怒られていたこと。

30597を毎日整備していた3年の夏合宿。

最後の関東個選の最終レースで小山と2位を取れたこと。

3年ぶりにスナイプが全日本に出場できたこと。

そして本当に悔しい思い出ですが、最後の全日本に出れなかったこと。

悔しかった思い出、楽しかった思い出、嬉しかった思い出、いろんな思い出がありました。今思うとどれも輝いて見えます。そう見えているのは、2年7ヶ月間ヨットと部活動に対してどんな時でも真剣に向き合ってきたからなのかなと思っています。なので今ではヨット部で活動したことを誇りに思っていますし、その経験が自分の自信にも繋がっていると思っています。

また、何よりも活動を共にしてきた同期、先輩方、後輩達の支えに力をもらいここまで活動できたと思います。本当に感謝してもしきれません。そしてそんな仲間達、先輩方との合宿所での生活は最後の学生生活にふさわしい、かけがえのない思い出です。

次に、後輩達に伝えておきたいことがあります。それは明治大学体育会ヨット部にいることを誇りに思ってほしいということです。これは一般生、セレクション関係なく、今そこに自分がいることは本当に貴重なことです。そう思っているのは冒頭でも話した2年入部と関係しています。私は1年生の時、授業か遊びかバイトか寝るかみたいな生活でした。この生活が悪いとは言いたい訳ではないですが、自分としては後悔するに違いないと思っていました。このように大学生活は良くも悪くも色々なことが自由にできます。そんな中でも、部活動をする人はまず少ないです。一つの目標に対してひたすら努力し続け、時には部員同士で衝突したり、いろんな人からのプレッシャーを乗り越えたりという過酷な環境です。そしてヨットはお金もかかるし、夏は暑いし、冬は寒いし、勝てないと本当につまらないスポーツ。つまり、そんな環境に飛び込んで、ヨットをしているみんなはもちろん良い意味で普通ではありません。だからこそヨット部にいることに誇りと自信を持ってほしいと思います。

もちろん辛いことも多いです。しかし、あなたのことを助けてくれる人、受け入れてくれる人は必ずいます。みんなのことを信じて話してみてください。ヨット部での自分の在り方がきっと分かるはずです。いろんなことがありますが、自分が今経験できている全てのことは自分の成長に繋がります。どんなことがあっても諦めず目標に対して貪欲であってほしいです。

長くなりましたが、改めて吉田監督、コーチ陣の皆様、同期、後輩、先輩方、そして1年半ペアを組んでくれた小山には心より感謝申し上げます。

そして今後は明治大学体育会ヨット部のOBとして、何か協力できることがあればしていきたいと思っております。

今まで本当にお世話になりました。貴重な時間を過ごすことができて幸せでした。本当にありがとうございました。