2024年12月10日火曜日

引退ブログ【幹部】桑野明日佳

お世話になっております。商学部4年スナイプスキッパーの桑野明日佳と申します。

まず初めに、この4年間を支えてくださった両親、指導者、マネージャー、サポートしてくれた全ての方々に心から感謝申し上げます。どんな時も支えてくださり、共に過ごしたことが私の宝物です。

私がこの4年間で最も成長したと感じることは「人間性」です。入部当初、向上心や成長意欲は強かったものの、高校と大学の部活の違いに驚き、特に部活の緩さに不安を感じていました。先輩に不満を伝えても響かず、意見が採用されないことが続き、「ここは間違った部活に入ってしまった」と思ったこともありました。特に、1年生で470クルーをやり切った後、2年でスキッパーにコンバートされた際には、悔しさが込み上げました。その時、「お前はただクルーで気持ちよくなりたいだけだろ」と言われ、悔しさを胸にスナイプスキッパーへの決意を固めました。スナイプスキッパーになったからには、絶対に這い上がり、勝つという強い思いで練習に取り組みました。春合宿では、週6日、週7日の練習を繰り返し、毎朝早く起きて練習の準備をし、夜は動画を見て反省、目標を立てて出艇していました。練習量に対して自分自身にかける期待が大きかったものの、思うような結果が出ず、悔しさを感じることが多く、ペアとぶつかることもありました。その時、ペアから「みんながみんなやる気を持って部活に取り組んでいるわけじゃないんだよ」と言われ、この言葉が私にとって大きな教訓となりました。

そこで、「見切りとある程度の諦め」の大切さを学びました。すべてを自分の思い通りにできるわけではなく、他人に対して過度な期待をしないこと、他の人の考えや気持ちを汲み取ることの重要性を感じました。同時に団体行動の難しさも学びました。一人一人が異なる考えを持つ中で、チームとして連携を取るのは非常に大変であり、意見の食い違いで悩むこともありました。しかし、団体で成し遂げることの重要性を実感し、それが成長の糧になったと感じています。

この4年間、数えきれない挑戦と学びを通じて自己成長を実感しました。挫折や悩みもありましたが、それを乗り越えることで強くなり、今の自分を築くことができたと感じています。引退後は、この貴重な経験を次のステージに活かし、さらに成長していくことを目指します。そして、新しい挑戦に立ち向かうために、今回学んだことを糧にして、さらに努力を重ねていきたいと思います。

4年間、本当にありがとうございました。