2020年11月22日日曜日

四年生引退ブログ⑤

お世話になっております。商学部商学科4年齋藤大雅と申します。


 引退して1週間と少しが経ちました。そんな今私は「スタボ」「マークルーム」などのヨット専門用語を聞けず、無くなってから気づくものが多く悲しくなる日々を過ごしています。引退してから私はこの4年間を振り返り、反省をする機会が増えました。自分たちの全日本の結果に照らし合わせて、あの時の判断は間違いだったのではないか、もっとこうするべきだったのではないかという後悔もありましたが、何より間違いだったと感じたのは、「自分を信じることができなかったこと」これに尽きると思います。

 

 入部当初、一般生の割合が他大学に比べて多い明治大学体育会ヨット部に私は可能性を感じていました。経験者だけ集められ統率を取ることが難しい強者集団と、自分達で1から教えともに成長していく集団。私は後者の集団に惹かれ明治大学でヨットを続けることを選びました。もともと高校での成功体験があったからこその決断でした。この薄々感じていた可能性が結果として出たのが2019年度の全日本インカレ総合6位入賞でした。この要因として挙げられるのが部員数の増加です。部員数が増えることで様々な選択肢を取ることができ、成長スピードがあがっていくのを実感しました。


 前年の総合インカレ入賞と、波に乗っている明治大学ヨット部のサーフィングを止めないことが自分たちの代の使命でした。その後関東インカレ470級では早慶日の一角を倒し3位、スナイプ級6位とつけて総合5位。前年を上回る結果を打ち出し、全日本インカレで結果を残すのみとなりました。このノリに乗っていた明治大学ヨット部を、そして自分を最後まで信じることができなかったことが最大の後悔です。


 なぜここまできて自信を持つことができなかったのか、全日本インカレ最終日を前にして約60点差を覆せると自信を持ってレースに挑めなかったのか今では自分に苛立ちを覚えるほどです。逆の考え方で捉え、今までやってきたことは間違いじゃないと誇りを持って、胸を張って、自信を持ってレースに挑むことができるチームは強い。私はこれを後輩にしっかりと伝え、1年後の江ノ島全日本インカレ前の後輩にかける言葉としたいと考えます。



 最後に、自分にとって成長できる場を提供してくださった明治大学体育会ヨット部に関わるすべての関係者の皆様、両親には特にお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。