平素よりお世話になっております。2年スナイプクルーの佐藤新です。
5月25日に、東京都を含む5都道府県を含めた全国の緊急事態宣言の解除が行われました。が、依然、街は自粛ムードであり本当に宣言が解除されたのか疑問なほど自分の中の生活は代わり映えしません。
そんな中、明治大学では、今月7日よりオンライン授業を開始し、私が所属します建築学科でも教授陣が授業資料などを作り、慣れない作業でZoomやyoutubeライブを使用し、授業が行われています。
理系で建築であれば、設計課題があるのですが、
なかなかオンラインでの授業には不安を感じます。他学科でも物理や化学科は実験がオンラインで行われているとも聞いていますので、厳しい状況にいるのは皆同じなので、皆んなでここは乗り切っていければなと思います。
さて、建築の話題でいいますと、東京理科大学西田研究室のラジオをyoutubeで見ることが最近の自分の中でのブームになっております。
withコロナ、afterコロナを建築業界がどのように生きていくのか、また、今学んでいる学生にこれからの社会での新しい向き合い方などを毎回、現役の建築家をゲストとして招き、対談形式で放送されています。
その中でも、今自分の学年の設計を担当しております門脇先生がゲストとして出演した回において、門脇先生は『かっこいい』や『美しい』という感覚を信じていないということが勉強になりました。
かっこいいなどは、自分や相手の文化的背景に大きな影響を受け、普遍的なものではないというのに、あたかも感覚的にビビッときたというように感じるのはおかしいとおっしゃっておりました。
建築においてのかっこいいも、文化的な産物であり、みんながかっこいいと思うような建築ではなく、一見変なものに思える、不思議なものに思える建築を作りたいとおっしゃっておりました。
また、変なものや、不思議なものができた際に、何故それがおきたのか、発生したのか、それを探求し続けることにも面白さを感じているとおっしゃっていました。
そこに対して、西田先生も人は見慣れたものに心地よさを感じるが、それが果たして本当に心地いいものなのかわからない。
そこで、価値判断基準をしっかり定めて、そこの範囲と比較して考え抜くことが大切と返していました。
今後の建築を考える上で参考になる番組となっているので毎週見て少しでも教養を深められればなと思います。
最後になりますが、緊急事態宣言解除がされた今でも、依然、都内の感染者は2桁であったりと感染のリスクは侮れません。
今一度みなさんで感染対策をしっかりして
元気に過ごせるように耐え抜いければと思います。
今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い致します。