2019年11月22日金曜日

新4年生の挨拶ブログ③

 この度、2020年度、副将兼470クルーリーダーを務めさせていただきます、永田啓一郎と申します。

日頃よりOBOGの皆様、保護者の皆様には格別のご支援とご声援を賜り、誠に感謝申し上げます。

 まず今までの明治ヨット部を、私の目線から総括させていただきます。

 率直に申し上げて、昨年度の明治は最後の最後、結果だけはよかったチームなのかもしれない、と思っています。目標であった4706位入賞、総合入賞を13年ぶりに果たしました。しかし西宮では、運に救われた面も多く、まさに明治に風が吹いていた、としか思えない状況が続いていました。技術・組織・精神の点から振り返り、明治が全国6位のチームに相応しい、と私はまだ言えません。これまでの関東インカレや他レースの結果において、セレクション中心で構成される上位大学に受け入れ難い結果を突きつけられ、私達の実力がまだまだ及んでいないことを理解していたからです。

 しかしながら、冷静な分析をすると同時に、これがヨットレース、これが全日本インカレなのか、と気づく節もあります。常に私達は、最後までセーリングを楽しむことを忘れず、ポジティブな思考でいつも通りのレースが出来ました。勝つ未来しか頭になく、セーリングすることに夢中になっていました。故に3艇の実力を存分に発揮することができたと思っています。小倉主将の挨拶にあったように、この結果は私達が積み上げてきた努力に対する、報酬であると言えます。

 私は、やはりまだ全日本3位のトロフィーに届くかもしれなかったという事実、王者であり続けた早稲田大学470に勝てるかもしれないという、夢を観れていた事実を、チーム2020がどんな状況に陥っても忘れません。もう一度、全日本で最高の結果を残せるチームを作るプロセスを、私たちの頭で作りあげ、妥協なく実行し、私史上最強のチームを作る挑戦をします。

 何も知らなかった私は、林さんが最後のミーティングで、自分のしてしまった後悔をしないようにしてくださいと悔し涙とともに言っていたことが、ずっと頭に残っています。OBOGの方々、自分を成長させてもらった、林さんの代、現4年生が、誇りに思ってくれるチームを作ります。

 まだまだ至らぬ点はあると思いますが、ご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。