2020年11月16日月曜日

四年生引退ブログ②

 引退ブログ


お世話になっております。理工学部応用化学科4年の小林日向子と申します。


まずはお世話になりましたOB,OGの方々、保護者の皆様、父母会、校友会の方々、大学関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

ヨット部での長い長い生活が終わったことに未だ実感が湧きませんが、この4年間を振り返って今回の引退ブログを書かせていただきます。


4年間マネージャーとして活動し、様々な役割、役職を務めさせていただく中で数え切れないほど多くのことを学びました。多くの方との出会い、様々な経験はヨット部に入らなければ得られなかったものばかりです。本当に貴重な時間でした。


数々の経験の中で、私が一番感じたことは「当たり前のことはない」ということです。ヨット部での生活も、自身の生活でも当たり前のことは一つもないのだと改めて感じました。


ヨット部は応援してくださる皆様がいなければ確実に継続することはできません。それは費用の面でも、80年続くこの大きな組織の運営という面でもそうです。マネージャー、渉外として多くの方と関わってきましたが、実際にお会いしたことのない方ももっとたくさんいます。それだけ多くの方の力があり、この部活は続けることができるのだと気付きました。皆様のお力添えがなければこのヨット部は活動することができていません。日頃よりヨット部にご支援、ご声援賜りまして誠にありがとうございます。


そしてマネージャーとして行ってきたことも、当たり前なことばかりではありませんでした。ごはん作りやお皿洗いなど毎日の生活のサポート、会計や渉外など部活を運営するうえで必要な役職・業務、それ以外にもあらゆる面で、誰かがやらなければいけないことをマネージャーはやっています。私が入部した時から、「プレイヤーが競技に専念できるように」と競技面以外のことは出来る限りマネージャーが担うような体制をこの部活では作ってきました。つまり、プレイヤーが当たり前に生活をできて、当たり前に練習をできる環境を作ってきたということです。私はこれを実現できたと思っています。


ただ、自分がこの「当たり前」を作る中で、それは簡単ではないこと、自分の生活も誰かが作ってくれている当たり前が溢れていることを実感しました。当たり前だからこそとても地道で、当たり前だからこそ目に見えなくて気付かれにくいこと、そんなことばかりでした。正直モチベーションがなくなったことも何度もあります。そんな時支えになるのは色んな人からの言葉でした。たった一言の「ありがとう」という言葉で、自分のやっていることに自信を持ち頑張ることができました。私に声をかけてくれて、自信を持たせてくれた人に本当に感謝しています。自分たちでこの部活の「当たり前」を作ってきたことをとても誇りに思います。


そしてマネージャーが部活で行っていることと同じようなことを、自分の生活でも誰かが行ってくれています。主に両親です。毎日の当たり前の生活を作ってくれている両親に、改めて感謝しています。決して簡単ではないこの当たり前の生活を、当たり前のように与えてくれて本当にありがとう。これからはもっと自分がその生活を支えて、恩返しをしていきたいと思います。

当たり前を作るのは家族以外にもたくさんの人がいます。果てしないほど多くの人が自分の生活に関わっていて、当たり前の生活をできています。そんな自分を支えてくれている全ての人、全てのことへの感謝を大切にして、これからも過ごしてまいります。


拙い文章を長々と書いてしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

最後となりますが、お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。皆様のお力により、この貴重な4年間を過ごし、様々なことを学ぶことができました。心より感謝いたします。

今後とも明治大学体育会ヨット部をどうぞよろしくお願い致します。私もOGとして応援し続けたいと思います。

本当にありがとうございました。


小林日向子