2021年11月22日月曜日

4年生引退ブログ Part1 溝口真由

 こんにちは。平素よりお世話になっております。本年度スナイプクルーを務めさせて頂きました農学部農学科四年の溝口真由です。


私たち四年生は先日の全日本インカレを以って引退致しました。日頃からご支援とご声援をいただいているOB・OGの皆様、保護者の皆様、父母会の方々にこの場をお借りして心より感謝申し上げます。皆様のご支援無しで、このコロナ禍の中でも練習を続け、大会に臨むことは難しかったと感じております。誠にありがとうございました。


振り返ってみると、この四年間は今までの人生のどの期間より濃く、かけがえの無いない幸せな時間でした。


一年生の頃は同期に負けたくないと無心でハイクアウトに励み、ヨットという未知の競技に慣れるので必死でした。


二年生ではスキッパーとして舵を握らせていただきました。同期とスキッパーの座を競いながら楽しくも苦しい、熾烈な期間を過ごした。また一年生の女子クルーとスキッパーとして、初めてインカレのレースに出たことは決して忘れられない経験です。


二年生後半から三年生では当時自分を最も活かせると思った池田樹理先輩のツークルーペアに転身しました。樹理さんには特に、三年間沢山の知識や技術、レースを一から教えていただきました。ありがとうございました。


四年生になって、一年生以来に自分の1.7倍あるスキッパーとペアを組みました。冨永とは初めは動作もペアとしても慣れるのが大変でした。最初はなんだこの生意気なやつはと思っていましたが、一緒に乗っていると彼のしたい走らせ方や力のかけ具合が分かってきて、この人は口は悪いけど、全てヨットの為を考えてしてることだと理解できてフィットさせれるようになりました。笑 後輩でもヨット歴では大先輩な彼の帆走力と、教えてくれるトリムを基準に感覚をつけることで、自分には無理だと思っていた強風でも割りかしケロッと乗れるようになったと思います。(レースでは少しテンパりましたが笑)セールトリムやコース引きまで本格的にするようになり、今年になってやっと、自分がスナイパーらしくなれたと思います。ありがとう。実は個人戦ではお互いを上手く保てず、噛み合わないこともありました。帰って話し合い、全日本インカレ本番の団体戦では冨永は走らせることに集中し、私はセールシェイプを調整し、コースを考え話し合うことに専念することでお互い上手く噛み合わせて前を走れることもできました。何より、ヨットゲームを楽しむことができたことが本当に良かったと思います。

これから先、技術と同じくらいにペアで結託して船内の雰囲気を作り、良いサイクルを作ることを大切に欲しいです。


また、同期の川口と念願の女子インカレ優勝を果たし、オリンピックにも参加して世界のセーリングを目の当たりにしながら交友関係を広げることができたのもこの年です。

最後まで身の詰まったヨット生活でした。



振り返ると、私は本当に沢山の人々や経験、環境に恵まれてきたと心から感じます。辛かったことも失敗して泣いたことも全て、今の自分に繋がっています。

自分がここにかけてきたもの以上に、このヨットの世界で経験してきたことや見てきた世界、何より人間関係という宝物を私は手に入れることができました。

これらを一生忘れず大切に、社会に出てからも活かして行きます。


また後輩達にも四年間を通して、私達以上に良い景色を見て、目標を達成していって欲しいと思います。ヨットという競技は慣れるまでは吐くほど大変ですが、最高に楽しく、美しい世界です。


最後になりますが、日頃よりご支援頂いている全ての方々、監督、コーチ、マネージャー、同期、先輩、後輩に改めて、心より感謝申し上げます。今まで見てきた明治のどのチームより、今のレベルが高いと思います。ここまで来れたのは、一人一人の力あってのことですし、更なる明治ヨット部のの発展を楽しみにしています。


これからも明治大学体育会ヨット部へのご支援、ご声援のほど宜しくお願い申し上げます。そして私も応援させていただきます。

四年間ありがとうございました。