2023年11月20日月曜日

【4年生引退メッセージ vol.1 伊藤優汰 スナイプ級/主務】

 平素よりお世話になっております。文学部3年マネージャーの芝崎光貴です。先日の全日本をもって引退となりました4年生の先輩方より引退のメッセージをいただきましたので、本日から数日間に渡ってご紹介させていただきます。

「 平素よりお世話になっております。


今年度、主務を務めさせて頂きました伊藤優汰です。


まず初めに、これまで支えてくださった監督、コーチ陣、O B・ O Gの皆様、父母会・校友会の皆様、大学関係者の皆様、保護者、そして明治大学体育会ヨット部を応援してくださる全ての皆様に心より感謝申し上げます。


今年度は「一丸」というスローガンの下活動して参りましたが、470級が全日本13位、スナイプ級が関東9位と目標としていた全日本総合入賞には程遠い結果となり、応援してくださった方々には結果という形で恩返しすることができず非常に残念な気持ちでいっぱいです。


改めて私のヨット部での活動を振り返ってみると、本当に恵まれた環境で、最高の仲間と素晴らしい時間を過ごすことができたのではないかと感じております。


私自身、大学入学と同時にコロナ禍と直面し、1年生の頃は決して充実していたとはいうことのできない日々を過ごしていました。そんな中、2年生になるタイミングでこのヨット部と出会い、大学時代に本気になって打ち込むことができるものに出会うことができた喜びは今でも覚えています。


入部してからは470クルーとして活動し、同期入部のみんなとヨットについて研究をしたり、合宿所の屋上で筋トレをしたりしていたことが今では懐かしく、そしてこの頃は、乗るたびに自分が成長していることを感じることができた期間でもあり、3年間を通して振り返ってみると一番ヨットが楽しかった時期であったと思います。笑


しかしながら、470クルーとして活動していく中では決して楽しい思い出ばかりではなく、むしろ悔しい思いをした時の方が多かったです。自分自身なかなか活躍することができず、正直なところこのままではダメだと思いながら苦悩や葛藤を抱えながら過ごしていました。


そんな中、3年生となるタイミングで、残された2年で自分が一番輝ける場所、チームに貢献できる場所、そして一番自分がヨットを楽しむことができる場所はどこかと考え、スナイプに転向することを決意しました。


スナイプに移ってからは、佐藤先輩と古澤先輩とペアを組ませて頂き、熱盛過ぎるくらいのご指導のもと、スナイプクルーとしての基礎を学ばせて頂きました。笑

私自身レースの中でお二人の力になることは叶いませんでしたが、この経験は4年生となった今年1年、非常に大切なものであったと感じております


4年生となった今年は、最終的に2年の岡元とペアを組ませて頂き、私自身結果に拘りながら活動して参りました。春インから始まり、個人戦、秋インと思うような結果を残すことができず、岡元には申し訳なく思っています。春インの決勝では1上を3番くらいで回りながらも、オフセットを回り忘れたり、回航と同時に沈をしてしまったりと岡元とは苦い思いでも多いですが、秋インの予選では1上から最後まで1位のまま、念願のトップフィニッシュを決めることができたりと、最高の景色も見させてもらいました。先輩として頼りなかった私と一緒にペアを組んでくれたこと、本当に感謝しかありません。


そして、今年1年スナイプチームは、本当に下級生に支えられながらやってこられたのだと思っています。後輩たちには、全日本に連れていくことができず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、来年こそは全日本で明治スナイプが活躍していることを願って、応援していきたいと思っています。


ここまで、私のヨット部での出来事について長々と書かせて頂きましたが、改めて、私は本当にヨット部に入って良かったと感じております。

4年部屋での脱線しまくりで終わらない同期ミーティングや、一人がふざけだすとみんなふざけ始めちゃうスナイプチームのミーティングすらも、今となっては本当にかけがえのない日々でした。

ヨット部のみんなと素晴らしい時間を過ごすことができて本当に最高でした。みんなありがとう。


最後に、これまで多大なるご支援とご指導を賜りました、両親、監督、コーチ、O B・O G、保護者の方々、大学関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。そして、私と一緒に乗ってくれた先輩、後輩、「全日本総合入賞」に向けてチーム一丸となって戦った最高の同期には感謝しかありません。ヨット部に入り、貴重な経験をすることができ、そして最高の出会いに恵まれ、本当に充実した大学生活を送ることができました。本当にありがとうございました。


2023年度 明治大学体育会ヨット部主務 伊藤優汰