いつもお世話になっております。総合数理学部現象数理学科4年の岡本錬です。
この度はヨット部を引退するにあたり、ブログを書かせていただきます。
まず、明治大学体育会ヨット部を支えてくださっている関係者の方々、部員のご家族、応援してくれる全ての方に感謝申し上げます。
皆様のおかげで今まで部活を運営し続けることができ、私もその一員に加わり4年間充実した毎日を送ることができました。
私にヨットというスポーツを知る機会を与えてくださり本当にありがとうございます。
私たちの代の全日本インカレはヨットという競技の様々な面を見るものとなりました。
1レース3艇合計38点というチームとしての好成績や後半2日間ノーレース。
私は4レース目に艇体トラブルでリタイアし、その後のレースを後輩ペアに出てもらいました。
もちろんトラブルを起こしたのは自分の責任で、今となっても後悔しかありません。
そんな状況でカバーして支えてくれた部員達のために絶対に後半2日間でこの無駄な失点を取り返すという気合と、自分の得意な微風予報で改めて自信を持って3,4日目レースに臨みました。
そこから先程も書いた通り、2日続けてレースが出来ずインカレは終了しました。
もちろんこれらはたられば話ですがもし、あの場面でトラブルが起こらずそのまま走り続けてフィニッシュ出来ていたら20番台だったかもしれない。
3,4日目に得意の風域でレースを行うことができていたらシングルを量産出来ていたかもしれない。
わざわざ自ら書くのは恥ずかしいですが、4日目のAPAの瞬間は後悔と罪悪感で涙が止まりませんでした。
2,3年の頃の私はレガッタの最終レースだけ、シングルやビッグフリートの上位に食い込む順位を取れる事が時々ありました。
終わり良ければ全てよし!と言って合宿所を良い気分で歩いていた時に監督から良くやったなと褒めて頂くこともありました。
監督とのレース後の会話中このような事を言われたことをよく覚えています。
「ヨットは自然を相手にしているスポーツで、いつレースを行えるか当日にならないと分からない。
もしかしたら自分が前を走った最終レースが風によっては行われていなかったかもしれない。
だから1レース目から毎レースレガッタの最終レースだと思って本気で取り組め。」
この監督の言葉は特に私の記憶に残っています。
そして人生最後のレースでその言葉の意味を実感することになりました。
私はもうこの言葉をヨットで体現することはできません。
後輩たちがインカレを、このブログを、もしくはこの言葉を見て胸に留めておいてくれればうれしいです。
全日本総合優勝という目標には遠く及びませんでしたが、チームとしての力は今までの代よりもあったと感じています。
「去年よりも上に」を繰り返し続けて、次こそは全日本総合優勝を叶えて欲しいです。
最後になりますが、今まで支えていただいた皆様本当にありがとうございました。
そして読んでいるか分かりませんが辞めていった者も含め同期のみんな、自分とチームになってくれてありがとう。
素晴らしい仲間と素晴らしい時間を過ごすことができました。
私はこの日々を一生忘れません。
長文となりましたが、読んでいただきありがとうございました。これにて失礼いたします。
明治大学体育会ヨット部
岡本錬